勉強にはコツがあります。
ゴロを活用することもその一つ。
中一の歴史で覚えた「なんと立派な平城京」「鳴くよ(泣くよ)ウグイス(坊さん)平安京」などは、何十年も経った今でも忘れていません。
紹介している語呂合わせは、すべて筆者が作成したオリジナルゴロです。
正確な知識の蓄積は、薬剤師のモチベーションのUP、やりがいにもつながります(˶′◡′˶)
目次
インフルエンザ治療薬の覚え方、ゴロ
たみはドライなカップル、連座して吸入、単回投与いーな、点滴あきた、耐性あるゾえ~
たみはドライなカップル → タミフルにドライシロップとカプセルあり
連座して吸入 → リレンザは吸入薬(以下、イナビルまで吸入薬)
単回投与いーな → 吸入単回投与のイナビル(以下、ラピアクタ、ゾフルーザともに単回投与)
点滴あきた → 点滴薬のラピアクタ
耐性あるゾ → 薬剤耐性あるゾフルーザ
え~ → A型
▶タミフル(オセルタミビル)
- カプセルまたはドライシロップで、吸入薬が使用しにくい小児や高齢者によく処方されている。
- 重大な副作用として虚血性大腸炎、出血がある。
▶リレンザ(ザナミビル)
- 現時点で耐性ウイルスはほとんど報告されていない。
- 乳糖水和物を含む。
▶イナビル(ラニナミビル)
- リレンザと同じ吸入薬だが、1回きりの吸入で済む。
- 吸入に失敗の少ない10歳以上の患者によく使われている。
- イナビル吸入粉末剤は乳糖水和物を含む。イナビル吸入懸濁用には乳糖水和物が含まれていないため、乳製品アレルギーを有する患者にも使用できる。
- 長期作用型であり、アレルギーなどの副作用が生じた場合、長く続いてしまう欠点がある。
▶ラピアクタ(ペラミビル)
- 薬の服用や吸入ができない患者が医療機関で点滴してもらう薬。
▶ゾフルーザ(パロキサビルマルボキシル)
- 1回の内服で済む。
- A型ウイルスで耐性変異の報告があることから5歳以下の使用は積極的には推奨されていないが、2025年には顆粒製剤が発売され、場面によって体重10kg未満の小児にも使用可能になりました。
6歳以上の場合、B型インフルエンザでは効果が期待できるため「使用を考慮」とされている。 - 10㎎錠の在庫がない場合でも、20㎎錠を半錠に分割することは認められていない(10㎎錠と20㎎錠の生物学的同等性が証明されていないため)。
- 重大な副作用として虚血性大腸炎、出血がある。
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