勉強にはコツがあります。
ゴロを活用することもその一つ。
中一の歴史で覚えた「なんと立派な平城京」「鳴くよ(泣くよ)ウグイス(坊さん)平安京」などは、何十年も経った今でも忘れていません。
紹介している語呂合わせは、すべて筆者が作成したオリジナルゴロです。
正確な知識の蓄積は、薬剤師のモチベーションのUP、やりがいにもつながります(˶′◡′˶)
目次
経口モルヒネ・オキシコドン・ヒドロモルフォンの換算比の覚え方、ゴロ
ひどい物置き、イチゴ散々
ひどい → ヒドロモルフォン
もの → モルヒネ
置き → オキシコドン
イチ → 1
ゴ → 5
散々 → 3.3
つまり、ヒドロモルフォン:経口モルヒネ:オキシコドン=1:5:3.3
- 強オピオイドの中でモルヒネとオキシコドン、ヒドロモルフォンは、構造的にほぼ同じで薬理作用も近く、同じ感覚で使用できる。
- モルヒネは、長年の使用実績があり、剤形が豊富で細かい用量調節がしやすい。
呼吸困難や咳嗽に対するエビデンスも豊富。
代謝物が腎排泄で、eGFR30mL/分未満では「可能なら投与を避ける」。
ヒスタミン遊離による痒みの副作用がある。 - オキシコドンとヒドロモルフォンは、eGFR30mL/分未満では「注意して投与」とされており、腎機能障害があってもモルヒネほど注意しなくても投与できる。
ともに少量の規格があり、初回導入に用いやすい。 - オキシコドン徐放錠は、添付文書では分2だが、2回目を服用する前に痛み出す患者に対しては分3(不均衡処方)にすることも多い(End of dose failure)。
- ヒドロモルフォンは、1日1回投与で規格が幅広く高用量でも少ない錠数で投与できる。
- フェンタニルは最も耐性が生じやすい医療用麻薬であるため、モルヒネにスイッチするときは控え目に換算しないとオーバードーズになり、眠気や呼吸困難などが現れる可能性がある。
- 定時オピオイドを増量する場合は、基本50%増。前日に使用したレスキュー使用量の合計量を上乗せしてもよい。
- 経口モルヒネ換算で120㎎を超えると、更に増量してもメリットがないことが多いので、専門家の意見をあおぐ。
- レスキューは、定時使用オピオイドと同じ種類のオピオイドを使用するのが基本。1回量の目安は、1日量の10~20%(約1/6。内服・座薬で)。服用間隔は1時間以上あける。
\さくら薬局は候補にありますか?/
\今の職場に満足ですか?/