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SDA(セロトニン・ドパミン受容体遮断薬)の覚え方、ゴロ

勉強にはコツがあります。

ゴロを活用することもその一つ。

中一の歴史で覚えた「なんと立派な平城京」「鳴くよ(泣くよ)ウグイス(坊さん)平安京」などは、何十年も経った今でも忘れていません。

紹介している語呂合わせは、すべて筆者が作成したオリジナルゴロです。

正確な知識の蓄積は、薬剤師のモチベーションのUP、やりがいにもつながります(˶′◡′˶)

目次

SDA(セロトニン・ドパミン受容体遮断薬)の覚え方、ゴロ

パリでは、なんせリスがソーダをペロっとなめるらし

パリ → パリペリドン

なんせ → ブロナンセリン

リス → リスペリドン

ソーダ → SDA

ペロ → ペロスピロン

るらし → ルラシドン

  • 非定型抗精神病薬は、SDAとMALTAの2つの系統に分かれる。
  • SDAは、ドパミン受容体遮断よりも強いセロトニン受容体遮断作用を持たせることが副作用の軽減につながると考えて開発された。
    事実、リスペリドン、ペロスピロン、パリペリドンは、定型抗精神病薬のハロペリドールより強い抗幻覚妄想作用は示さないものの、錐体外路症状は大幅に減少した。
  • リスペリドンは、活性代謝物のパリペリドンが腎排泄性のため、腎機能低下時に減量が必要。
    体重増加作用がオランザピン、クエチアピンに次いで強い。
    リスペリドンのLAI(長時間作用型注射剤)が第二世代抗精神病薬の中で初めて発売された(日本では2009年に発売)。
    月2回の投与が必要なことや高い薬価など、第一世代のハロペリドールやフルフェナジンのLAIと比べ圧倒的に優れているとは言えなかった。
  • パリペリドンは、腎排泄性のためCCr<50mL/minで禁忌。
    リスペリドンと同様に体重増加作用がオランザピン、クエチアピンに次いで強い。
    パリペリドンLAI(ゼプリオン水懸筋注)が2剤目の第二世代抗精神病薬LAIとして2013年に発売された。
    リスペリドンLAIでの弱点がほとんど克服された。
    それまでどのような抗精神病薬を使っていたかを問わず、初回と2回目は連続で高容量を用いて急速に血中濃度を高め、導入初期に症状が悪化することを防ごうとした。
  • ブロナンセリンは、SDAの抗幻覚妄想作用を、もう少しハロペリドールと同等以上に強化した薬剤を求めて開発された。
    2019年に貼付薬のロセナンテープが発売された。光過敏症がある。
    鎮静作用を有し不穏が生じた患者の攻撃性を下げるため、終末期せん妄にも用いられる。
    貼付薬は投与量の細かいコントロールが難しく過鎮静になるリスクがある。また意識レベルが低下すると誤嚥のリスクが高まる。
  • ペロスピロンの体重増加作用は、他の非定型抗精神病薬に比べかなり少ないと推測されているが、糖尿病あるいは既往歴のある患者には慎重投与。
    認知症の周辺症状(BPSD)にリスペリドンよりペロスピロンの方が転倒リスクが低く安全(松本均彦著『精神疾患の病態と向精神薬』より)
  • ルラシドン 2020年発売。
    CYP3A4で代謝されるため、アゾール系抗真菌薬やリトナビル、クラリスロマイシンなどCYP3A4を強く阻害する薬剤との併用は禁忌。
    CYP3A4の中程度の阻害薬であるジルチアゼムとの併用では、CmaxとAUCがそれぞれ約2.1倍と約2.2倍に上昇。
    ルラシドンで見られる錐体外路症状は、アカシジアが最も多く8.3%。服薬指導時に錐体外路症状の説明が欠かせない。

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