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CYP2C9の主な基質の覚え方、ゴロ

勉強にはコツがあります。

ゴロを活用することもその一つ。

中一の歴史で覚えた「なんと立派な平城京」「鳴くよ(泣くよ)ウグイス(坊さん)平安京」などは、何十年も経った今でも忘れていません。

紹介している語呂合わせは、すべて筆者が作成したオリジナルゴロです。

正確な知識の蓄積は、薬剤師のモチベーションのUP、やりがいにもつながります(˶′◡′˶)

目次

CYP2C9の主な基質の覚え方、ゴロ

西区にワル増えとるご時世

西区 → にしく → 2C9

ワル → ワルファリン

増え → フェニトイン

とる → トルブタミド

時世 → ジ・セ・イ → クロフェナク・レコキシブ・ブプロフェン(全てNSAIDs)

  • CYP2C9の基質には酸性薬剤が多い。
  • トルブタミドの他、グリメピリドも主にCYP2C9で代謝され、グリベンクラミドはCYP2C9と3A4で代謝される。
    ナテグリニドも主にCYP2C9で代謝されるが、ミチグリニドは一部CYP2C9で代謝されるが主にグルクロン酸抱合で代謝される。
  • NSAIDsは、ジクロフェナク・セレコキシブ・イブプロフェンの他、フルルビプロフェン・メフェナム酸などCYP2C9で代謝されるものが圧倒的に多い。
  • CYP2C9の基質になる薬剤は血漿タンパク質結合率が非常に高く、ワルファリン・フェニトイン・トルブタミド・ジクロフェナク・イブプロフェンは肝抽出率が低い肝血流律速型の薬剤であるため、腎障害に腎外クリアランスが上昇する。

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